masoom log vol.01|迷っても、少しずつ進んでいけるような服を

masoom log vol.01|迷っても、少しずつ進んでいけるような服を

masoomデザイナーmasumiは、群馬・桐生の機織り現場に勤めていましたその頃毎日のように目にしていたのは、数え切れないほどの魅力的な織物たち。

太い糸、細い糸、光る糸、素朴な糸——。組み合わせや設計次第で、同じ素材でもまったく違う表情を見せる。その奥深さに魅せられて、気づけば織物の世界にどっぷりとのめり込んでいました。

 

"このまちには、すばらしい生地が、まだたくさん息づいている。もっと多くの人に、織物の魅力を知ってほしい。"

そして、できることなら、私に元気をくれた繊維産地に、何か還元できたら——。

そんな想いから、masoom(マスーム)は始まりました。

 


私自身は、ずっと人生にうねうね迷ってきたタイプです。

でも、ある日ふとしたきっかけで、織物の世界に出会い「好き」を追いかける生き方の楽しさを知りました。

その原体験が、masoomものづくりの源になっています。


だからmasoomの服には、「ちょっと踏み出してみようかな」という気持ちに寄り添いたいという想いが込められています。

うねうねしたカーブラインのパターン、ちょっと不思議な生地感、既製服にはないリズム。

一歩を踏み出すきっかけは、大きな変化じゃなくていい。

小さな挑戦が日常に溶け込むような、そんな服をつくっています。

 

 

デザインの起点は、いつも「布」

自分の目と手で選んだ糸から生地を開発し、そこから洋服のかたちへと落とし込んでいきます。

設計の中にフリーハンドで曲線を描きながらつくるのが私のスタイル。

自然や日常から拾い集めた“うねり”や“ひっかかり”を、そのままラインとして服に写しています。


masoomの服が似合うのは、自分のペースで、少しずつ前に進んでいる人。

心の奥に静かな「自分軸」を持ち、誰かに見せるためじゃなく、自分のために服を選ぶような人です。


目指しているのは、

「masoomをきっかけに、一歩進むことができました」と言われるようなブランドになることです。

このまちの繊維文化と、自分自身の感性を掛け合わせながら、これからも服をつくっていきます。

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